小説紹介動画発信する紙上健吾さん講演 塩尻市立図書館「子ども本の寺子屋」

塩尻市立図書館は2月8日、「信州しおじり子ども本の寺子屋」を市民交流センターえんぱーくで開き、TikTokなどのSNS上で小説の紹介動画を発信する紙上健吾さん(27、東京)が講演した。参加した子どもら約40人の質問は1時間近くに及び、紙上さんが疑問や悩みに丁寧に答えた。
紙上さんはSNSの総フォロワー数が110万人を超える人気インフルエンサー。小学生の頃から野球一筋で、大学生になるまで小説を読んだことがなかったといい、「『中学・高校の時にこの本を読んだら、自分はどう感じただろう』とよく思う。『今しかない感性』を思う存分使った読書体験を重ねてほしい」と呼びかけた。
子どもたちは「もうすぐ中学を卒業する。そんな今にぴったりの本は?」「面白い本に出合った時、喜びを共有したいけれど、話せる友達がいない」など、素朴な質問や思いを紙上さんに次々とぶつけた。
「図書館で借りてばかりで、本を買ったことがないのに罪悪感がある」と打ち明けた中学生に、紙上さんは「全く気にしなくていい。本を買うのは大人の役割。今は図書館でいっぱい借りて、大人になったら買って楽しんで」と助言。読書の時間を確保する方法について「『つい触る』のをスマホから本にするのが効果的。枕元に本を置き、かばんの中に本を入れてみて。驚くほど読書時間が増える」と話した。