全日本 U-12サッカー県大会 フォルツァ松本V 連覇全国へ

小学生サッカーの日本一を争う「JFA第45回全日本少年U-12選手権」予選の県大会は10月31日、決勝と3位決定戦を松本市のサンプロアルウィンで行った。決勝はフォルツァ松本Jrが長野アンビシャスを2-1で下し、2年連続6回目の優勝。出場した118チームの頂点に立ち、県代表として全国大会(12月26~29日・鹿児島県)出場を決めた。
8人制。前後半20分ずつ。フォルツァは前半1分、開始直後の速攻で得た左CKを、斎藤友敦(ゆづる)(三郷6)が頭で押し込み先制。11分にはスルーパスに反応した高橋樹(辰野東6)が飛び出した相手GKをかわし、右足で追加点を挙げた。
後半2分、相手のミドルシュートがブロックに入った味方に当たり、ボールの軌道が変わって失点。その後も何度か押し込まれる場面があったが、センターバックの山本迪歩(みちあ)(明善6)を中心に全員で守り切った。
3位決定戦は松本山雅U-12がアンテロープ塩尻Aを4-0で下した。優勝したフォルツァは2、3位チームとともにフジパンカップ第20回北信越U-12大会(11月20、21日・富山県)にも出場する。

「まだまだいける!」。1点リードで後半残り5分を切った後も小菅智史監督(38)のげきに応えるように、フォルツァの選手たちは追加点を奪おうと、最後まで全力で攻め続けた。
2連覇を狙った今大会は、準決勝までの6試合を計18得点、無失点で勝ち上がりながらも、「気持ちは常にチャレンジャー」(小菅監督)と、リードした試合も守りに入らず、終始アグレッシブな攻撃を見せた。
アンビシャスには昨年、5年生以下の新人県大会(チビリンピック県予選)準々決勝で1-2で敗れており、その時の雪辱も果たした。
主将の山本は「決勝は厳しい戦いだったが、一致団結して全員で勝ち切れた。全国大会でも気持ちを強く持ち、目指すは頂点」と意気込んだ。

○…フォルツァ・斎藤(先制点)「ボールの軌道を見て飛び込んだ。最初からガンガン行き、点を取る目標を達成できてうれしい」。
○…フォルツァ・高橋(2点目)「GKが出てくるのが見えたので左にかわし、落ち着いて決めることができた。全国大会でも得点できるように頑張りたい」