中華の重鎮に学んだ味を気軽に
横浜と松本市のホテルで経験を積んだ同市里山辺出身の清藤修三さん（36）が、約2週間の試行期間を経て8月4日に本格オープンした。
メニューは蒸し料理中心。皮も含め全て手作りする。杉と竹のせいろで蒸された品々は、どれも優しい味にまとめられ、幅広い世代が親しめる。
ハスの葉で包んで蒸すおこわ（550円）は、具だくさんのあんをもち米でサンド。小(しょう)籠包(ろんぽう)（3個660円）やエビ入り焼売(しゅうまい)（同）には赤酢を添える。
自慢の一品は、こだわり抜いたつけだれを添えた水餃子(ぎょうざ)（6個880円）。スペアリブ（660円）も食べやすいよう骨を取って提供する。
専門学校を卒業後、広東料理の重鎮、陳啓明さんが総料理長を務める横浜のホテルで点心を学んだ。一流のレシピと心構えを習得し、念願の地元出店。「ホテル中華を、服装を気にせず楽しんでほしい」と願う。
限定25食のランチセット（1400円）は蒸し点心3種、水餃子、サラダ、ご飯、スープ、ザーサイ。
午前11時半～午後2時半、5時半～8時。月曜と水曜ディナー定休。TEL0263・50・6864