
〝外に出ても帰りたいと思える場所に〟
―松本はどんな街で、どんな魅力があると思いますか?
暮らしと営みが今も息づいている街。通りでは、代々続く老舗と若い感性の新店舗が肩を並べ、朝市では地元の野菜や漬物が並び、暮らしの延長に地域の交流があります。
湧水や直売所、温浴施設など、生活と人の繋がりが緩やかに続いているのが松本らしさだと思います。
―ご商売の活動を通して、地域に活力をもたらすためにできることは?
未来を担う子どもにできることを考え、風呂の入り方などを学ぶ「浴育」や手作りジェラートを通じた「食育」に力を入れています。銭湯は親子の会話の場、地域のコミュニティー、教育の場にもなる、日本の文化の一つです。昔のように、銭湯で大人に怒られながら公衆浴場のマナーなどを学ぶ機会は減りましたから、楽しみながらマナーを身に付けてもらえるような、子ども会員制度を作りました。
公衆浴場の混浴制限年齢が(「10歳まで」から「7歳まで」に)引き下げられたので、性別の異なる親子でも安心して利用してもらえるように、見守り制度も整えました。企業として、成長した子どもが懐かしんで来てくれるように、変わらずここにあり続けたいと思っています。
―これからの松本がどのようになることを望みますか?
子どもたちが誇らしく思える街、県外に出ても最終的に帰って来たいと思える場所にしたいです。それを待っていてあげたいと思います。
また、起業する若者を応援する意識が高まり、魅力的な事業主が増えるといいですね。同世代の人たちの目標になる人が増えれば、若者のUターンにつながり、地域も元気になるのではないかと考えています。
【プロフィル】山元秀一郎さん 1987年、松本市生まれ。大学、会社員を経て、2022年、林檎の湯屋おぶ~を経営する同社代表就任。サウナ事業に注力し、ニフティ温泉サウナランキング2025で全国3位を受賞。松本青年会議所会員。
▶マツモトグッドライフアクションとは・・・穴吹工務店・野村不動産・NTT都市開発が共同で手がける松本駅前の大規模マンションプロジェクト実施にあたり、松本の街をこよなく愛する様々な方を紹介し、松本の魅力を発信する連載コーナーです。マンションプロジェクトの詳細は=「ザ・レジデンス松本深志」ウェブサイト=から。