【マツモトグッドライフアクション】#05 株式会社紙舘島勇代表取締役社長・伊藤慶さん

〝他にはない体験ができる楽しい街に〟

―伊藤さんから見た松本の街と、ご自身のお仕事を教えてください。
個店が力を持ち、チェーン店が入って来られないようなところが面白いですね。新し物好きで、こだわりを持ち、チャレンジしている人が多いと思います。
商売には変化が必要だけれど、芯で変わってはいけないと思うのは、日本文化です。敷居を低くして裾野を広げようと、1枚の和紙から2羽の鶴を折る「連鶴」や、木製コースターに和紙を貼る「一閑張り」の体験教室を開いたり、伝統的な技術を使って新しい物を作っている会社の商品の仕入れ販売や、松本の名所や方言などをデザインした自作の手拭いを販売したりしています。

―街のにぎわいに向けて、六九商和会はどんな活動をされていますか?
「六九工藝祭」「古本市」に合わせた歩行者天国や、個性的なブース、地元アーティストの演奏などを楽しむイベント「リバーサイドバザール『ココソワール』」などを始めました。
ゆったり過ごす時間の提案が好評で、六九に来たことがなかった人たちも「何かやっているから行ってみよう」という感じになってきています。大学生がアイデアを出したり中枢に入ったりする関わりも生まれ、将来のにぎわいに大きく影響してくると思います。

―松本が魅力ある街であり続けるには、何が必要だと考えますか?
インバウンドだけでなく、日本人観光客や松本市民も集まるような仕掛けを作ることが必要です。
他では見られない物が見られ、聞けない話が聞け、松本でしか体験できないことがあり、行くと楽しい。その魅力を分かっている人たちを飽きさせず、また、新たにそう思ってもらえる仕掛けを考えていかなければと思っています。

【プロフィル】伊藤慶さん 1969年松本市生まれ。1921年創業の老舗和紙専門店の3代目社長。和のセレクトショップ「和来」(わらい)、焼き芋「十三里」(とざり)、ネット店などを開業。六九商和会会長。


▶マツモトグッドライフアクションとは・・・穴吹工務店・野村不動産・NTT都市開発が共同で手がける松本駅前の大規模マンションプロジェクト実施にあたり、松本の街をこよなく愛する様々な方を紹介し、松本の魅力を発信する連載コーナーです。マンションプロジェクトの詳細は=「ザ・レジデンス松本深志」ウェブサイト=から。