
信州イスラーム世界勉強会(事務局・松本市)は6、7日、書道家で日本アラビア書道協会会長の本田孝一さん(79、神奈川県)を招き「アラビア書道の宇宙:出会う、知る、観る、習う」を松本市美術館(中央4)で開く。講演などのほか実習指導もある。
流れるようなアラビア文字を美しく書く手法を追求する「アラビア書道」は、イスラム教の聖典コーランの言葉を美しく表す文字として千年以上にわたって洗練されてきた芸術。
6日午後2~5時は、講演会と作品鑑賞、文化人類学者で元成蹊大教授の堀内正樹さんと本田さんの対談(質疑も予定)。参加無料、予約不要。7日午前9時半~午後0時半は、本田さんと日本アラビア書道協会事務局長の山岡幸一さんによる実習指導。受講料(道具、材料費含む)は一般2千円、学生と同会会員千円。先着20人。専用フォームから申し込む。
本田さんは東京外語大アラビア語学科を卒業後、通訳として中東に滞在中に同書道に魅せられ、現地の書道家の手ほどきを受けて数々の賞を受けた。トルコで日本人初の個展を開くなど活躍し、代表作の一つ「神の顔」は大英博物館が所蔵。大学卒業後に松本民芸家具の職人を志ざしたが、当時の社長、故池田三四郎さんに断られて諦めた経験があり、「ご縁がある松本に行くのが楽しみ」と話している。
同勉強会事務局長の渡辺聡さんは「主に映像鑑賞だが、国内に1点しかない実物も見られる。前事務局長の故黒田重夫さんはアラビア書道に深い関心があったので、この企画を喜んでいると思う」と話した。
問い合わせはTEL0263・50・5514