松本・村井町の神明宮 春の例大祭開催と「原風景」五灯籠の修繕に寄付募る

松本市村井町南にある神明宮の祭典実行委員会は、春の例大祭(今年は4月18、19日)の開催費と「五灯籠」の補修費に充てる寄付を募っている。委員長で氏子総代会長の滝澤文雄さん(75、村井町南)は「祭りは地域を担う子どもたちの郷土愛を育てる機会だと思う。五灯籠も大切な原風景」と呼びかけている。
例大祭は、氏子総代会、芳川村井町町会、村井商工親和会、長持会、子ども会育成会などでつくる実行委が主催。祭典に加え、子どものみこしや相撲、長持ち巡行、花火の打ち上げを毎年にぎやかに行ってきた。
五つのちょうちんを連ねた「五灯籠」は祭りで鳥居前と拝殿前の2カ所に飾るが、木製の支柱と梁、それらを支える100年以上前に建てられた石柱が老朽化し、危険な状態になっているという。祭りの開催費用に加え、五灯籠の補修費用は1基約30万円が必要として、町会の全戸と法人に回覧などで協力を呼びかけている。寄付が集まれば石柱を直し、支柱と梁は金属製にする予定だ。
滝澤さんは「住民の祭り離れで寄付が集まりにくくなっている」としつつ、「祭りは1年の感謝と、親戚や友人たちと再会できる機会でもある。子どもたちには思い出になる古里の原風景として焼きつけてほしい」。副委員長の鈴木嗣町会長(69、村井町西)は「地域の行事が少なくなる中、祭りは村井町全体が一体となる貴重な交流の機会。協力を」と話す。