白馬の雪室で貯蔵 うまみ深めた大雪渓酒造「雪中育ち」 4月3日発売

大雪渓酒造(池田町会染)は、白馬村内の雪室で冬期間貯蔵し、うまみを深めた日本酒2種類を、「雪中育ち」の名称で4月3日から販売する。
厳寒期の1月10日、瓶詰めした新酒の生酒5500本を雪室に納め、屋外に積もった雪を隙間に詰めて扉を閉めた。
搬出作業をした3月25日は、同社の従業員8人が庫内の雪を少しずつ取り除き、ケースに入った酒瓶をトラックに積み込んだ。
雪室の中は室温約0度、湿度90%ほどと一定に保たれるため、酒がまろやかに熟成されるという。同社は2010年から雪室での貯蔵を実施。例年は搬出作業を扉の前の除雪から始めるが、今冬は雪が少なく、地面が完全に露出した状態。雪を溶かすために持参したポットの湯の出番はなく、スムーズに作業を終えた。
商品管理課主任の有賀鈴さん(39)は「例年になく暖かい陽気だが、冬を越し、春の訪れを感じる味として楽しんでほしい」と話す。
特別純米酒と純米吟醸酒があり、720㍉㍑入りはそれぞれ1760円、1980円。300㍉㍑、1.8㍑入りもある。問い合わせは同社TEL0261・62・3125