生理用品のあるスタジアム サッカー界広がりに期待

女性の生理への理解を深めてもらおうと、松本山雅FCなどが進める活動が、ほかのJクラブにも広がるかもしれない。活動がJリーグに表彰されたのを機に関係者が座談会を開き、Jリーグ理事やチャリティー団体代表から「サッカー界に広がってほしい」と期待する声が上がった。
「Jリーグシャレン(社会連携活動)!アウォーズ」パブリック賞を受け、Jリーグの髙田春奈理事と山雅事業推進部の渡邉はるかさん、活動に協力した「レッドボックスジャパン」の尾熊栞奈(かんな)代表が、5月28日にサンプロアルウィンに集まり、意見を交わした。
活動の中でも、サンアルの女子トイレに無料の生理用品を置いていることが話題の中心に。広がりを期待する意見に、渡邉さんは「思ったより取り組みやすいから、他のクラブでもやれると思う」と応じていた。
J2のV・ファーレン長崎の前社長でもある髙田さんは「Jリーグのサポーター、地域の皆さんは課題の解決を一緒に考えてくれる」。尾熊さんによると、スタジアムでの生理用品設置は日本で山雅が初めてだといい、「スポーツが広げる可能性は大きい」と、Jクラブが取り組む意義を話した。
渡邉さんは、活動を通して男性社員とも生理について話すようになり、社内での理解も進んだという。髙田さんと尾熊さんは異口同音に「タブー視せずに話せるきっかけになる」と、女性の生きやすい社会につながると指摘した。