【ガンズリポート】残さず食べよう!30・10運動 松本駅でガンズくんPR

宴会や家庭での食べ残しを減らす「残さず食べよう!30(さんまる)・10(いちまる)運動」をPRしようと、松本山雅FCのマスコットキャラクター「ガンズくん」が20日夜、松本市の松本駅お城口での啓発キャンペーンに参加した。帰宅途中の会社員や高校生、観光客らにポケットティッシュを配るなどして、運動の実践を呼びかけた。
10月は「食品ロス削減月間」。さらに30日が運動の名前にちなんだ「食品ロス削減の日」。
運動は同市発祥。会食の始めの30分と終わりの10分は自席で食事をすること、自宅では定期的に冷蔵庫の食品を使うことなどを呼びかける。ガンズくんは2017年から、運動の応援大使を務めている。
20日はハロウィーン柄の衣装に身を包んで登場し、市職員と一緒に駅前に立った。「かわいい」と女子高校生から声がかかり、山雅のファンからも写真撮影を求められていた。
市環境・地域エネルギー課の担当者は「ガンズくんのおかげで、行政による周知では届かない若年層などにも、運動を知ってもらう機会になる」。
市が3年に1度行っている市民アンケートの昨年度の結果では、運動を知っている人の割合が57・9%と、前回から約15ポイント減った。同課は「コロナの影響で外食できず、運動を意識する機会が少なくなったこともあるのでは。行動制限が緩和され、ハロウィーンや年末の忘年会シーズンにかけて思い出してほしい」と呼びかける。
ガンズくんには、そのてこ入れの期待がかかる。応援大使の活動はコロナ禍前は年に1、2回だったというが、今月は27日朝も出動し、同じ場所でアピールする。