【ガンズリポート】シゴトを語る #2 営業部・上條功輝さん

心震える舞台を整える

スポンサーの力

松本山雅に入社して4年目です。仕事はスポンサー営業。山雅への応援をお願いして回っています。
ホーム開幕戦に8000人近く来ていただきました。J3に降格し、しかも当日は悪天候でしたが、これだけ注目してもらえる。営業としての強みです。
それに「私=山雅」と感じる主体的なサポーターが多く、普段の買い物でもスポンサーの商品を選ぶなどしてくれます。「山雅のサポーターは数以上の価値がある」と、営業では説明しています。
スポンサーが山雅に求めるのが商品やサービスの訴求なら、看板などに加えてプロモーションも提案します。CSR(企業の社会的責任)への期待があれば、社会貢献につながる活動を考えます。
私が入ってからの新規スポンサーに、日本水産(ニッスイ)さんがあります。ソーセージをこの地域の方々に好きになってもらうのに、山雅を使って何かできないか、食育を通して子どもたちをサポートできないか|というのが始まりでした。
昨年、「フリーソーセージ」と銘打ったイベントで商品を配ったり、1年間分が当たる抽選をしたりしました。アカデミー(育成組織)にはソーセージの提供で、選手の栄養面をサポートしていただきました。手応えを感じてもらえたのか、スポンサーは継続。今年はさらに踏み込んだ、アカデミーとの食育活動を考えています。
スポンサーに、山雅というクラブにできること、価値を知ってもらえれば、より大きな支援や協賛金につながる。チームを強くし、観戦を面白くするお金が増えます。

営業として貢献

私は山形村出身で、大学までプレーし、プロを目指したこともありました。サッカーを見て感動する瞬間があります。劇的な試合、努力して出場機会をつかんだ選手の姿…。心が震え、生きていると実感し、エネルギーをもらった感じがします。
そういう瞬間をつくる場を整えることに貢献したいと、営業として思っています。サンプロアルウィンがさらに魅力的で「心震える瞬間」にあふれ、エネルギッシュな人が地域に増えれば。特に子どもたちに、夢へ向かう原動力を得てもらえればいいなと思います。