松本市の整形外科に全天候型人工芝運動場

松本市の百瀬整形外科スポーツクリニック(笹部1)を運営する一般社団法人MOSC(同)は、クリニックに全天候型の人工芝運動場を新設する。患者のリハビリやけが予防などに活用し、診療時間以外は地域に貸し出す。膝や腰への負担が少ない高品質な人工芝を使う予定で、設置費用をクラウドファンディング(CF)で28日まで募っている。
運動場は屋根付きで、クリニック北側に縦40メートル、横20メートルの広さ(フットサルコート1面分)で整備する。総工費は1億6千万円。8月末完成予定で、一般開放は9月下旬以降という。
法人の代表理事でクリニック院長の百瀬能成((たかしげ)さん(47)は、サッカーJ3松本山雅FCのチームドクターを務める。けがから日常生活やスポーツへの復帰に向け、運動動作を確認したり、けが予防や健康増進につなげる運動指導を実践したりするのに、併設の広い運動スペースが必要と感じたという。
百瀬さんは「医療とサッカーを組み合わせた新しい予防医学を確立し、医療費削減や地域活性化に貢献したい」と話している。
支援は=CFサイト=で1口3千円から受け付ける。目標額は1千万円。問い合わせは同法人へメール(info@mosc.jp)で。