しんきん&テレビ松本旗ミニバス 女子 ・西部GS、男子・RJが優勝

小学生ミニバスケットボールの第5回「しんきん&テレビ松本優勝旗争奪大会」は1月28、29日、塩尻市総合体育館ユメックスアリーナなど同市の3会場で開いた。男子はRISING JAM(ライジング・ジャム)U12(RJ、大町市)が初優勝、女子は西部グリーンスパンキーズ(GS、松本市)が2連覇した。大会は中信地区の男子13、女子12チームが出場し、男女ともトーナメント。1クオーター(Q)6分で争った。

男子RJ-ステップ刻み シュート連発

男子のRJは、準決勝で前回覇者の塩尻GSを54-45で撃破。互いに初優勝を懸けた松本清水との決勝は、開始直後から猛攻を仕掛け、前半(第2Q)を終えて35-8。後半も攻勢を緩めず、68-28で圧勝した。
チームが追求する「1対1で負けないステップ」で、鎌倉桜迦(穂高南6)、大塚珀空(大町北5)らを軸に、守る相手を小気味よくかわしてシュートを連発。165センチの牛山煌大(三郷6)が中心のリバウンドも安定感があった。
前身の大町が、5年前にクラブ化したのを機に現チーム名に。大目標だった県選手権(昨年12月~今年1月)はコロナで選手がそろわず、11月の中南信予選で敗退していた。
鎌倉正茂コーチ(45)は「チームの雰囲気がよく、成功も失敗も積み重ねて成長してくれた」と喜び、男子MVPに選ばれた主将の鎌倉も「クラブスローガンの『全力全笑』を表現しながら、結果を出せてうれしい」と笑顔を見せた。

女子西部GS-持ち味を発揮 北信越に照準

女子の西部GSは、初戦(2回戦)と準決勝は大差勝ち。松本南部との決勝は立ち上がりこそ動きが硬く、第1Qを12-7で終えたが、次第に速攻や当たり負けしないドリブルといった持ち味を発揮。外からのシュートも交え、小澤舞子(鎌田6)や小松芽衣奈(片丘6)らが得点を重ね、58-35で快勝した。
1週間前の県選手権決勝(1月22日)で、伊那市のチームにわずか1点差で敗れて全国大会出場を逃し、「明らかにひきずっていた。県2位の自信とプライドを持って戦おうと話した」と小澤公一コーチ(48)。女子MVPで主将の小澤は「声出しや守備のカバーなど、選手権でできなかったことができた」と、手応えを得た様子だ。
次の照準は、県選手権2、3位が出場する北信越大会(3月4、5日・富山県)。小澤コーチは「結果を出している。堂々とコートに立ってほしい」と言い、小澤も「一つでも多く勝てるように、皆で力を合わせる」と表情を引き締めた。

2~8位は次の通り。
▽男子(2)松本清水(3)塩尻グロースターズ(GS)(4)松本筑摩(5)豊科(6)安曇野南(7)松本鎌田(8)穂高
▽女子(2)松本南部(3)安曇野南(4)松本筑摩(5)池田(6)松本鎌田(7)穂高(8)松本清水