中学生男子バレー「KANAMEクラブ」 3月16、17日北信越へ

部活地域移行の受け皿で成果

中学生男子バレーボールの「KANAME(カナメ)クラブ」(松本市)が、県中学校体育連盟(中体連)新人戦の県大会に当たる県選抜優勝大会(1月20、21日・安曇野市)で3位になり、16、17日に福井市で開く北信越大会に出場する。クラブチームが中体連の大会に出られるようになった初年度に成果を挙げた。
クラブは部活動の地域移行を見越して一昨年11月に発足し、高綱、丸ノ内、梓川、豊科北の2年生10人が所属する。昨秋の中体連新人戦が大会初出場で、中信大会(11月)は梓川中と対戦した準々決勝で経験不足からミスを連発し、セットカウント0─2で敗れて5位に終わった。
巻き返しを図った県選抜優勝大会では、予選リーグで望月中(東信2位)と三陽中(北信3位)に競り勝って決勝トーナメントに進み、高陵(南信1位)を2─1で破って4強入り。準決勝は川中島(北信2位)に0─2で敗れたが、3位同士の県代表順位決定戦で松島(中信3位)を2─0で破った。
メンバーは中信大会後に試合の映像を見ながらミーティングを重ねて課題を確認し、練習の意図を明確にして取り組んだ。クラブ代表・監督の唐澤要さん(25)は「各人が精神的にも技術的にも強くなった。1セット取られても気持ちを切り替えられる強さが身に付いた」と評価する。
赤澤龍宙(りゅうと)主将(高綱2)は「まだ成長できる。目標を持って練習を積み(北信越で)上位を狙いたい」。
クラブは、部活動がない生徒らの受け皿としてメンバーを募集している。練習は週4~5日、高綱中で。