【ガンズリポート】刺激受け新たな目標を レディースU-15 小6対象に練習体験会

松本山雅FCレディースU-15は今月、小学6年生女子を対象にした練習体験会を計6回開いた。来月の入団選考(セレクション)で合格し、中学生になって山雅でプレーすることを目指す選手を含め、「刺激を受け、もっとうまくなりたいという気持ちや、新たな目標を得るきっかけ」(小林陽介監督)にしてもらうための取り組みだ。
11月15日夜に綿半フットボールパーク塩尻(塩尻市広丘堅石)で開いた5回目には、松本市や箕輪町から6人が参加し、レディースU-15の練習に加わった。
この日のテーマは守備。複数人で協力してボールを奪うことを意識した動きに取り組み、最後に試合形式で実践した。参加者は少し緊張した表情を見せながら、1時間半みっちりと体を動かした。
ともに松本市内のスポーツ少年団に所属し、女子チームでもプレーしている奥原真白さん(12)は4度目の参加で「中学生は切り替えが速く、追い付くのが大変」、初参加の小林愛桜(あいら)さん(11)は「楽しかった。中学生は体が強くてプレーのスピードが速い」と感想を話した。

山雅レディースU-15は今季、高円宮妃杯JFA全日本U-15女子選手権の北信越大会準決勝(10月29日)でアルビレックス新潟レディースU-15に0-2で敗れ、3年ぶりとなる全国大会出場を逃した。
来季以降の強化のため、新たな戦力を得るセレクションに期待が懸かる。小林監督(40)は「仲間とともにサッカーを楽しみ、目標達成に向けて行動するプロセスを一番大切にした上で、試合で結果を出すことにもつなげていきたい」と受験を呼びかける。
開催は12月中旬の予定。日程等は決まり次第、山雅の公式サイト=https://www.yamaga-fc.com/=に掲載する。