【NEW!OPEN】木の皿と器のギャラリー・Hygge(ヒュッゲ)(木曽町新開)

木工ろくろ作家の櫛原文子さん(53)が、築120年の自宅の一角で自作品を展示販売するギャラリーを不定期でオープン。櫛原さんが実際に使い心地を確かめた、納得のデザインの作品が並ぶ。
辰野町小野出身の櫛原さんは、器用な祖父の影響か、幼い頃から木を削って遊ぶのが好きだった。保育士や会社員などを経て、結婚を機に木曽へ移住。木工の勉強を始めたのは、子育てがひと段落した42歳だった。
県上松技術専門校(上松町)で学び、卒業後はろくろ細工の製品を作る「奥谷木工所」(木祖村)に就職。同木工所の職人として働く傍ら、作家として今年から本格的に活動を始めた。
「普遍的で使いやすく美しい物を作るよう、心がけている」。ろくろ職人は器の形状や工程で使い分ける刃物を自分で作る。「道具から作れるのは幸せ」とほほ笑む。
皿23センチ6800円~、椀(わん)4800円~、弁当箱1万8500円~など。営業日はインスタグラムで確認を(4月以降は週2日オープン予定)。好きな形の木地にクルミのオイルを塗るワークショップも。TEL080・9171・5492