リラクゼーション癒Youの黒田店長に聞く- 疲労改善セルフケア

足と手を優しくマッサージ

2023年ももうすぐ終わり。1年の疲れやストレスがたまっている人も多いのでは。新年をすっきりした気分で迎えるためにも、今年の疲れは今年のうちに何とかしたいものだ。そんな思いで「リラクゼーション癒You(ゆうゆう)アルピコプラザ店」(松本市深志1)を訪ね、黒田香織店長(39)に、アロマハンドトリートメントと足つぼ押しのセルフケア方法を教えてもらった。
アロマハンドトリートメントのやり方は、アロマオイルを手に塗り、親指で反対の手のひらのつぼを押す。香りと接触による刺激で、リラックスできたり、首や肩凝りが改善したり。免疫力アップも期待できるという。
「ラベンダーオイルは万能で、特にリラックスや安眠にいい。逆に甘い香りが苦手な人、アロマ初心者はリフレッシュし、むくみが改善するグレープフルーツなどの柑橘(かんきつ)系がお勧めです」と黒田さん。
最近は、パソコンやスマホを使うことで手に疲れがたまる人が多いので、親指の付け根の「魚際(ぎょさい)」の部分をしっかりと押すといいという。またこのつぼは、胃腸や肝臓の働きを良くする効果もあり、忘新年会でお酒を飲む機会が増えるこの時期にはぴったりだ。


足の裏は「第2の心臓」といわれるように、全身のつぼがぎゅっと集まっている。足つぼ押しの方法は、アロマオイルか、一般的なクリームでもいいので足裏に塗って、両手の親指で強めに押す。足つぼ押し専用の棒を使ってもいい。
足裏のつぼは60~70カ所あるといい、代表的なものを抜粋して描いてもらった。足つぼをもみほぐすことで、血行が良くなり、冷えやむくみ、便秘、ストレス解消、免疫力アップなどにつながる。自分の足に毎日触ることで、体調の変化に気付くことができたり、病気予防につながったりする。
風呂上がりの体が温まった時が、こうしたケアの「やり時」だが、テレビを見ながらなど、いつでも手軽にできるのが魅力の一つ。記者が試しに手のひらを押してみると、痛いところばかり。イラストを参考に、「後(こう)谿(けい)」の部分を押すと特に痛かったが、我慢して押し続けると肩凝りが軽くなった気がした。吐き気をもよおすほど凝ることもあるので、自分で改善できるのは本当にありがたい。
黒田さんは「毎日続けることが大切。あまり気負い過ぎずに、まずはできるときにやってみて。心身共に元気になります。つぼを知っていると自分だけでなく、人の役に立つこともあると思います」と話す。
同店ではスクールも開いている。同店TEL0263・39・1104