松本に紅茶専門店開店

松本市中央1のビル2階にある「SHOT・BARバッカス」。その1階に、姉妹店として紅茶専門店「TeaHouse&CafeBarバッカス」が開店した。店主の小岩恒夫さん(73)が「紅茶の魅力や文化を伝えたい」と長年温めてきた思いが形となった。
インドやスリランカなど5カ国20種の茶葉の紅茶が楽しめる。約2・5杯分のティーポットに入った紅茶(600円~)は、3~5分蒸らし、茶こしを通して自身で注ぐ。1杯目と2杯目で濃さや、茶葉による味わいの違いがある。小岩さんは「紅茶がポット内で変わっていく。一番好きなタイミングや、ミルクや差し湯など好みの組み合わせを、楽しんで探してもらいたい」と話している。
小岩さんは、今はなくなってしまった「松本タウンホテル」内の紅茶専門店「ジャルダン」に17年間勤め、紅茶の奥深さや風味の豊かさに引かれた。2001年にショットバーを開店した後も「いつか紅茶の専門店を開きたい」とジャルダン復活を夢見ていた。
当時人気だったというアンズジャムを紅茶に溶かしながら飲む「ロシアンティー」(700円)や、煮出したミルクティーにシナモンパウダーをかけた「バッカスティー」(500円)を、当時のレシピのまま提供する。夜のバータイムには、紅茶を使ったカクテルも楽しめる。
小岩さんお手製のキッシュやチョコレートなどもある。「1階も2階もお客さんに喜んでもらえる店にしたい」と張り切っている。
日曜定休。月曜は昼営業休み。昼営業午前10時~午後6時、夜営業午後6時~午前0時。TEL0263・31・5093