「はなひらく塩尻」開所・弁当販売開始

塩尻市広丘野村に障がい者が利用する就労継続支援B型事業所「はなひらく塩尻」が開所し、弁当の販売を始めた。健康的でおいしい弁当を買うことで同所を支援、協力するパートナー企業を募集している。
同所は、松本市寿北7で野菜の水耕栽培などをしている就労継続支援B型事業所「はなひらく」の2号店。「はな咲く弁当」は、豚の生姜焼き丼やビビンバ丼など、栄養士が監修した丼弁当で、「はなひらく」で育てた野菜のサラダがたっぷり入る。5食から配達可能で、1食分が障がいのある利用者1人の給料になる。
障がい者雇用を考えてはいるが「何をすればいいか分からない」という経営者は多い。「はなひらく塩尻」の小池雄悟所長は「まず知ってもらうことが大事。弁当販売を通して施設と関わりを持ってほしい」と話す。
パートナー企業になる場合、内容を打ち合わせた上で契約する。例えば弁当を購入するだけでなく、企業が弁当代の一部を福利厚生目的で負担し、従業員が安価で弁当を買える販売モデルなども提案している。利用者が地域の中で社会とつながれる環境をつくり、企業と共に支える運営を目指している。「はなひらく」=ウェブサイト