大南造園が提案する「庭rium」 水槽のような新しい庭園

大南(おおみなみ)造園(安曇野市三郷小倉)は新しい庭園の形「庭rium(リウム)」を提案している。アクアリウム(水槽)からヒントを得たという。日本庭園の要素を取り入れ、洋風の家にも合う庭をと生み出した。
同造園の降幡篤志代表(41)が手がけた。鉄で枠を造り、高さ2・5メートル、横8メートル、奥行き3メートルほど。イチイを2本植え風神(右)と雷神を表現、背面に杉板を張った。現状は未完成で、土の部分にフウチソウを敷き詰め、雲に似せる計画だ。同造園の植木畑にある。
日本庭園は維持管理に手間と費用がかかるため、手軽な庭を模索。水槽のような庭を思いついた。家の造りが多様化する中、若い園芸家の視点で、洋風の家に合うよう工夫している。「若者が庭に興味を持つきっかけになればうれしい」と降幡代表。
大南造園TEL090・2407・6502