春の森テーマに イラストレーターとアクセサリー作家初の2人展

安曇野市のイラストレーター・松本美佳さん(42、穂高柏原)と、アクセサリー作家・林範世さん(51、同)は20日まで、初の2人展「森の宝石箱」をカフェ&ギャラリー安曇野縁縁(穂高有明)で開いている。小部屋を春の森に見立て、動植物を描いたイラスト8枚を飾り、多彩な石を用いたアクセサリーをあちこちに置いた。
2人が「コラボ作品」と話すのは2点の絵。林さんが作ったアクセサリーを松本さんが絵に取り入れた。朱色の石・カーネリアンのペンダントを首にかけたフクロウと、グリーンオニキスなどのピアスをくわえた空想の鳥。林さんは「私の作品が物語の1シーンになったよう」と満面の笑みを見せる。
松本さんの絵は他にリス、ミモザ、ムスカリなど。透明水彩で描いた。普段から詩も書くため、それぞれの絵に言葉を添え、昨年自費出版した詩集も置いた。林さんは、「コラボ作品」に登場するアクセサリーなど多彩な作品を出展。
松本さんは、「ミカチ」の名で写真共有アプリ「インスタグラム」で作品を発表しており、注文も受ける。愛犬を亡くしたことをきっかけに天然石のアクセサリーを作り始めたという林さんは、「はなのひかり」の名で活動している。
2人は自宅近くのカフェで懇意に。松本さんが林さんを誘い、2人展が実現した。
午前9時~午後5時。水~金曜休み。縁縁TEL090・1545・1787