上松町で仏像彫刻と刻字作品展

上松町小川の関西電力木曽水力センター内「かんでんギャラリー」で、木曽町福島の岩井孝雄さん(74)の仏像彫刻と刻字の作品展が開かれている。昨年9月の「信州ねんりんピック・県シニア作品展」で入賞した「釈(しゃ)迦(か)三尊」など約30点を展示した。29日まで。
13年前に松本市内のカルチャー教室で仏像彫刻を始め、伊那市の刻字教室に7年通った岩井さんの初個展。仏像は制作年ごと、刻字は主に近作を並べた。
「釈迦三尊」は2年かけて彫った力作。高さ約1・8メートル、厚さ約10センチのヒノキの一枚板を半分に切り、観音像と刻字「絆」の2点に仕上げた作品も目を引く。
岩井さんは土建業に携わり、退職後の趣味として、形に残る物に取り組んだ。「夢中になって彫っている時間や、完成時の達成感が魅力」と話す。
午前9時~午後5時(最終日は正午)。土日曜・祝日休館。同センターTEL0264・52・4681