「日々」題材の水彩画 4月14日までみず絵の会グループ展

安曇野市の穂高会館を拠点に水彩画の技術を磨く「みず絵の会」(17人)は4月14日まで、グループ展「水彩で描く日々」を安曇野髙橋節郎記念美術館(穂高北穂高)敷地内の南の蔵ギャラリーで開いている。風景を主に、花や人物、動物など多彩な約40点が並ぶ。
同会は、市内のカルチャーセンターで画家の川北卓史さん(68、穂高有明)に学んだ仲間で構成。教室終了後も描き続けたいと、現在は週に1、2回集まり、川北さんの指導を受ける。
長年描いている西澤友枝さん(穂高)は、昨年の第22回信州梓川賞展で金賞を受けた「アルプスの恵み」を含む5点。自分で育てたバラなどを題材にした作品もある。
北村哲雄さん(池田町池田)は、組み作品を含んだ3点。水車小屋を描いた「雪の朝」は、「雪が降った翌朝、現地に駆け付けた。朝焼けがきれいだったので、それも表現した」と言う。
坂本孝弘さん(安曇野市穂高有明)は、「鹿島槍」など2点。桜井節子さん(穂高)は、川の土手に咲いた桜の絵を出した。
川北さんは「今回は、それぞれの日常を描くのがテーマだったが、山や水辺の絵が多かった。われわれがいかに美しい自然の中に身を置いているか、あらためて分かった思い」と話す。
午前9時~午後5時(14日は3時)。同展のみの入場は無料。同館TEL0263・81・3030