
安曇野市豊科高家の下飯田区の小海渡(こがいと)集会所で3月31日、区内に暮らす薬剤師から話を聞く集まりが開かれた。集会所の有効活用を目的に、同所で高齢者向けのサロン活動をするNPO法人コミュニティーケアサポートが、区と協力して初めて開催。今後も区内の写真家や元看護師らの話を聞く機会を設ける。
3月まで区長を務めた関敏光さん(74)によると、年2回ほどしか使わない集会所の利活用が長年の懸案だった。そんな中、同NPOから高齢者向けの集まりに使いたいという話があり、昨年度から週に4日ほど、フレイル(虚弱)予防が目的のサロン活動に使うようになった。
これに加え、「集会所も区の財産だが、いろいろな資格を持ったり、特殊な経験を積んだりした人も区の財産。二つの財産を結び付けよう」という話が出、住民の話を聞く機会をつくることに。初回の講師を薬剤師の長谷川陽子さん(65)に依頼した。
長谷川さんは、薬剤師の役割や食前・食後など薬の飲み方の違いの意味、残った処方薬はかかりつけ薬局に持参した方がいいことなどを話した。
参加者の一人、山田秀子さん(74)は「通信販売のサプリや、昔から伝わる生薬をどこまで信じればいいのか分からない」と相談。長谷川さんは「自分が本当に飲みたいものの場合は、きちんと医師に相談して」と応じていた。
4月からの新区長、水谷功明さん(73)は「講演後の茶話会も含め、地域の人が納得できるような楽しい集まりになってくれれば」と期待する。