「髪を必要とするお友達に」 松本の4歳・中田こはくちゃんヘアドネーションに協力

松本市あがた保育園(県1)に通う中田こはくちゃん(4)が4月4日、医療用ウィッグ(かつら)向けに髪を寄付する「ヘアドネーション」のため、生まれてから伸ばしてきた髪を自宅で切った。両親と2人の姉が寄付したのに続き、家族で5人目。70㌢ほどあった髪を30㌢以上切り、「どこかのお友達が大切に使ってくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
美容師の母、百合子さんが、「大事にしてきた、いとおしいわが子の髪を切って捨てられず、必要とする人に差し上げたい」と考えたのがきっかけ。長かった自身の髪と、賛同した父将志さん、長女こなつさん(9)の髪を23年に寄付。翌年には次女こなみさん(7)も髪を提供した。
腰まで長く伸びたこはくちゃんの髪を、百合子さんが少しずつ束ね、家族が順番にはさみを入れた。こはくちゃんも自分で両サイドの髪を切り、鏡をのぞくと「うれしい。夢みたい」と目を輝かせた。
将志さんが娘の髪を洗い、トリートメントをして乾かし、大切に手入れをしてきた。百合子さんは「小さい時にヘアドネーションをした経験から、人を思いやる気持ちも育ってくれたら」と願っていた。