12月末の全国舞台へ
小学生サッカーの日本一を決める「JFA第47回全日本U-12選手権」予選の県大会は3日、決勝を佐久市の佐久総合運動公園陸上競技場で行った。中信勢同士の対戦は、フォルツァ松本AがFCセダックAを2―0で破り、2年ぶり7回目の優勝を果たした。フォルツァは114チームの頂点に立ち、県代表として全国大会(12月26~29日・鹿児島市)に出場する。
8人制。前後半20分ずつ。前半は攻撃力で勝るフォルツァが攻め込むが、セダックは体を張って守り、カウンターを狙う一進一退の展開。互いに決定機が少なく0―0で折り返した。
後半は、攻撃に積極性が出たフォルツァが徐々に押し込み7分、高山遥琉(波田6)が遠いサイドへ蹴った右CKに、藤田陽向(芳川6)が頭で合わせて先制。14分には個人技でゴール前中央を崩し、ラストパスを受けた康成(岡田6)が冷静に決めた。
フォルツァの山添誠監督は「相手によく研究され、自分たちも慎重になってしまったが、後半はもっと積極的にプレーするように指示し、流れをつかめた」とし、先制点の藤田は「練習で繰り返してきた形。狙い通り」と胸を張った。
主将の瀧上未來(島内6)は「厳しい試合もあったが、優勝できて良かった。もっと練習して全国8強を目指す」と、県内最多を更新するクラブ7度目の大舞台を見据えた。