まつもと市民芸術館で「おはなしファミリー劇場」美咲蘭さん演出・監修

「宮沢賢治の生涯」の上演も

音楽や映像と共に童話や昔話の朗読などをする「おはなしファミリー劇場」が2月17、18日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで開かれる。県「語り・おはなし・朗読」の会連盟(美咲蘭代表)の主催で、県内の19団体が出演。併せて、宮沢賢治の生涯を演劇と語りで見せる舞台も上演される。
おはなしファミリー劇場は入場無料。両日とも午前10時45分、11時半、午後1時からの計6ステージで、美咲さんが演出・監修する。グリム童話から「白ばら紅ばら」、大町の民話から「泉小太郎」など、家族で楽しめる22作品を、スライド映像をバックにギターやピアノ、アフリカ民族楽器の演奏に乗せて朗読する。
また、バリトン歌手の松島誠治さん(安曇野市)、ソプラノ歌手の岡田愛さん(長野市出身、東京都)を迎え、モーツァルトのオペラ「魔笛」から「パパゲーノとパパゲーナ」を、語りと歌で届ける。
有料での上演となる、語りとドラマ春の劇場「桔梗の空へはばたけ!~宮沢賢治の生涯」は、両日午後2時15分から。脚本・演出は美咲さんで、宮沢賢治の生涯をたどりながら「どんぐりと山猫」「銀河鉄道の夜」など4作品を織り交ぜる。美咲さん主宰の劇団ドラマシューレ星座、指導者野ばらの会の他、歌唱や音楽演奏、クラシックバレエなど総勢33人が出演する。
美咲さんは「ファミリー劇場は、お話の世界を心ゆくまで楽しんで。賢治の舞台は、彼の生涯をたどり、今の時代に学ぶことを感じ取ってもらえたら」と話している。
「宮沢賢治の生涯」は、全席自由で前売り券3千円、小中学生1500円(当日は各500円増し)。連盟事務局℡080・5140・8005