「わらつと」で納豆作りのワークショップ

麻績村麻のカフェ「ヒジリハイブ」と、筑北村で米作りなどをしている田村清香さん(43)が3日、蒸した大豆を稲わらの中で発酵させて納豆を作るワークショップを同店で開いた。県内の10人が参加した。
わらを束ね、大豆を入れる容器「わらつと」を作るところから始め、わらつとを熱湯で殺菌し、蒸した大豆を詰め、保温ケースに入れるまでを行った。
これを40度前後で保温しておくと、1日で納豆菌が十分繁殖するという。あとは冷蔵庫で数日熟成させる。
大豆を詰める時に「わらが1本でもかかっていれば大丈夫」と田村さん。保温時の温度変化にも、それほど気を使わなくていいという。しょうゆも仕込む田村さんは「発酵食品作りの入門に、納豆菌はいい」。わら以外にハーブを使うことも薦めていた。
この日作ったわらつとは、洗って繰り返し使えるという。参加者からは「1日で(発酵が)できるなんて感動。毎日食べられる」との声も。村内から参加した女性(49)は「想像していたより納豆が手軽にできる」と驚いていた。
問い合わせは田村さんのインスタグラムから。