「花火店主催の花火大会を」華松煙火がCFで支援呼びかけ

松本市の華松煙火(島内)が「花火店主催で花火を上げたい!松本で尺玉を上げたい!」と6月1日、花火イベント「信州はなびりうむ」を乗鞍高原(安曇)で企画している。同社が企画する花火イベントは初めてで、22日からクラウドファンディングで費用を集め始めた。目標額の250万円に達しない場合は中止するという。
「信州はなびりうむ」は、尺玉やミュージックスターマインなどを約30分打ち上げる、花火店主催のイベント。乗鞍高原でキャンプサイトなどを運営する乗鞍BASEで開く。「花火×お酒×空間」をテーマに、「乗鞍の自然も楽しんで」と午後3時からイベントを開始。キッチンカーやLEDランタン点灯などの催しも用意する。観覧は芝スペースやキャンプエリアなどで、定員は千人。
入場チケットはクラウドファンディングの支援に対して渡す。3500円の支援につきチケットが1枚届く。また、チケット+弁当、チケット+松本駅からの送迎バス往復、宿泊クーポンなど、さまざまな返礼品を用意している。
メッセージを読み上げて花火を上げる「メッセージ花火」には、チケットが2枚付く。5号玉2万2千円、7号玉4万5千円、尺玉10万円。好きな色や形で作る「オーダーメイド花火」は15万円から。入場チケットはクラウドファンディング終了後、余裕があれば、4千円で販売する予定。
企画運営は、華松煙火の上條栞奈さん(27)と鈴木康子さん(43)。上空330メートルで直径300メートルほど広がる「尺玉」を上げられる場所がなく、探していたところ乗鞍高原で許可が出た。
「信州はなびりうむ」は、特別な空間(ARIUM)で花火を味わってほしいと名付けた。上條さんは「山からの音の反響がすごいと思う。天気が良かったら満点の星との共演になる。特別な花火を楽しんで」と支援を呼びかけている。
信州はなびりうむのインスタグラムはこちらから。