発酵パン工房マルショウ×庭園そば處みさと 10日にジャム&トースト提供

発酵パン工房マルショウ(松本市開智3)と庭園そば處(どころ)みさと(安曇野市三郷小倉)が10日、初めて共同の事業をする。同そば店のカフェタイムに開く「りんご茶房」で、ジャム付きのトーストが味わえる。
コーヒーなどの飲み物とトーストのセット(880円)。ジャムは10種類の中から二つ選べる。同そば店の女将(おかみ)・鎌﨑美智代さん(64)の長女、理恵さん(43)が作った「そば屋の娘のりんごジャム」で、理恵さんの夫が営む中田農園で栽培したリンゴを使っている。同園でしか作っていない貴重な「やまじプリンス」のジャムもある。
食パンは、ブドウに付く野生酵母から作った液体のレーズンリキッド種など3種の発酵種を使い、マルショウ店主の百瀬靖夫さん(72)が手間暇かけて作った自信作。パン本来の味が楽しめ、同そば店のりんごジャムとの相性は最高という。
百瀬さんと鎌﨑さんが古くからの知り合いで、お互いのパン、そばとジャムのファンだったことからコラボレーション(共同作業)が実現した。今後もいろいろな形でコラボしたいといい、そば打ち担当の次女、明菜さん(40)は「マルショウの発酵パン、みさとのリンゴジャムを知ってもらえたらうれしい」と話す。
食パンとジャムは午前11時~午後5時に販売。リンゴ茶房は午後2~5時。庭園そば處みさとTEL0263・77・2401