展望台のもう一つの顔
標高777メートル。アルプス公園で一番高い所に立っている。さらに20メートル上がった5階が入場無料の展望台。ぐるり360度、安曇野から塩尻まで松本平を眺望できる。
建物はまだ伸びて地上35メートルがてっぺん。すぐ下の目玉のようなのはパラボラアンテナで、この建物のもう一つの顔、無線中継所の要だ。国土交通省の松本砂防事務所が設けた。災害で光ファイバーが使えなくなっても各地とじかにやりとりできる。いざというとき頼りになる。ここは、それほど見通しがいい。
逆に遠くからよく見える。アカマツをイメージしたという外観は明るく、目立つ。「長野道から見えて気になった」と来る人がたまにいる。
記者も通勤途中、不思議だった。観光向けかと思っていたが、こんなお堅い施設とは。皆さんは、どう眺めているのでしょう?