「桜仙峡」で花見イベント 和太鼓演奏や飲食出店など

ヤマザクラの名所「桜仙(おうせん)峡」の名で知られる池田町陸郷の有明(うみお)、宮の平、小実平(こじっぺ)の3地区12軒でつくる「陸郷登波離(とはり)橋愛護会」は4月13、14日、花見スポットの一つ、豊盛(ほうせい)公民館前で和太鼓の演奏や天然石アクセサリーの展示販売、飲食の出店などを行う。
同会は2005年に結成。ヤマザクラを見物する人のため、毎年山を整備するほか、桜のつぼみを残すため、小正月の伝統行事「鳥追い」を行う。「桜仙峡」の名は会が考え、広まった。
今春は3月末の土・日曜に10人以上が参加し、町中心部側からの山道約6キロと駐車場などを整備し、「倒木の始末が大変だった」という。スイセンも増やしている。
両日の催事は午前9時から。和太鼓演奏は11時と午後1時からで、和太鼓・篠笛奏者で指導者の堀江達郎さん(41)と生徒らが披露する。堀江さんは19年、周辺に気遣うことなく練習できる場所として同地域に移住。笛などを担当する田中ちひろさん(49、安曇野市穂高有明)も、近く移り住む予定という。
天然石アクセサリーの出店は、22年に移住した平松俊子さん(53)が開く。
同会会長の藤松守さん(74)は「新たな世代の人たちが入会し、地域になじんでくれるのはありがたいこと」と喜ぶ。問い合わせは藤松さんTEL090・2206・8877