協力隊員発案で稲作体験

山形村地域おこし協力隊は本年度、田植えから稲刈りまで行う「稲作体験」(全4回)を初めて開く。食育や地産地消、観光、農業啓発などにつなげたいと、今年2月に着任した村田千春さん(25、上竹田)が発案。5月25日に行う田植えの参加者を募っている。
松本市波田で生まれ、小学5年生から高校卒業まで同村で過ごした村田さん。大学進学以降過ごした埼玉県で、自身が小学校で体験した稲作は、都会では経験しないと聞き、「自然と触れ合う機会は観光として楽しめる」と考えた。村内で増えている休耕田にも、もったいないという思いがあり、協力隊員4人を中心に稲作体験を催すことにした。
農業振興を担う協力隊員の海老原ひと美さん(45、同)が昨年借り受けた、有機栽培歴20年以上の水田で行う。手で稲を植えて鎌で刈り、はざかけをして自然乾燥。除草も手で抜いたり「田車」という道具を使ったりと、昔ながらの方法で取り組む。
当日は村役場に午前9時集合、作業は9時半~11時半。参加費500円(保険料を含む)で先着10組または20人。小学生以下は無料だが、保護者の参加が必要。収穫した米をプレゼントする。6月1、22日の除草体験も順次募集する。参加申し込みは専用フォームから。問い合わせは村田さん(村観光協会)TEL0263・31・6220