「能の魅力に触れて」望月三佳子さん能面展 松本で4月10~13日

「小面」「翁」など21点

松本市城東1の望月三佳子さんは4月10~13日、「能面展」を同市大手3の萬年屋大名町店内のギャラリースペースで開く。趣味で能面を作り始めて約10年。初めての個展だ。
「小面(こおもて)」「翁」などよく知られた面だけでなく、狐が化けた「野干(やかん)」、勇猛な武将の怨霊「筋怪士(すじあやかし)」、盲目の皇子「蝉丸」など、さまざまな面21点を並べる。
「能面の奥深さを感じてもらえたら」と、例えば女性の面でも、かれんな若い女性を表す「小面」、気高く神々しい女性の役で使われる「増女(ぞうおんな)」、子どもと生き別れた女性などの場面で使われる「曲見(しゃくみ)」など、多様な面を飾る。
望月さんは元々趣味で木彫をしていたが、「顔をもっと上手に彫れるようになりたい」と能面に取り組んだところ、すっかりはまった。
面を一つ完成させるのにかかる時間は半年から1年。何より難しいのは、怒りや悲しみ、苦悩の表情の中にも「気品」や「哀れ」などを感じさせることだという。
「能は悲しい物語でもとにかく品がある。少しでも能の魅力に触れてもらえたらうれしい」と話す。
午前10時~午後4時半。入場無料。同店TEL0263・36・2512