25年前の感動よみがえる眺望
1998年2月17日、白馬ジャンプ競技場。長野冬季五輪スキー・ジャンプ団体、日本の逆転金メダル獲得に、猛吹雪のスタンドを埋めた大観衆が沸いた。
五輪レガシーの一つの同競技場は、選手の練習時間以外はスタート地点まで行って観覧できる(有料)。リフトに乗って到着するスタートタワー4階の展望ラウンジから見えるのがこの風景。外壁に付いた五輪マークの裏側から、ガラス越しにジャンプ台と観客席が望める。
震え声で「ふなきぃ~(船木和喜選手)」と呼ぶ原田雅彦選手、金メダル確定のジャンプを決めた船木選手に駆け寄る仲間、2本目再開のため吹雪の中で着地を決めたテストジャンパー…。25年前の感動がよみがえる。
この夏から外壁改修工事が予定され、五輪マークも塗り直されるという。化粧直し後の姿が待ち遠しい。