フォト写遊人 個性豊か多彩な写真展

松本市の写真家、小笠原光彦さん(79、梓川倭)が主宰する写真教室「信州写真アカデミー・フォト写遊人」は20~24日、作品展「生きる時の流れ」を市梓川アカデミア館(同)で開く。小笠原さんと受講者29人が撮影した風景や動植物、人物、建造物など70点を展示する。
「生きる」をテーマに2007年から毎年開き18回目。
富士見町の秋の風景を写した松木次男さん(79、村井町南)の「ともに生きる」は、里山の大きな柿の木を背にした昔ながらの納屋が郷愁を誘う。
志賀高原でつるが絡まる白樺の木肌を捉えた草間民子さん(76、寿小赤)の「装いの季節」、霧にかすむ晩秋の木崎湖畔にたたずむ木や紅葉を写した三澤典子さん(62、安曇野市豊科高家)の「一瞬の足音」など、多彩な作品が並ぶ。コンテストで受賞した9作品もある。
小笠原さんは東京・靖国神社の参道周辺と、そこを通り抜ける制服姿の女子学生たちを収めた「現在・登校の姿」など3点を出展。「森羅万象にある自然や人工物の『生きる』波動をそれぞれの感性で表現した。個性に満ちた作品を楽しんでほしい」と話す。
午前10時~午後5時(最終日は4時)。入場無料。小笠原さんTEL0263・78・3113