県女王の座9チーム争う―小学生女子サッカーMGプレス杯

競技仲間や応援の広がりを

小学生女子サッカーのMGプレス杯第22回ガールズエイト(U-12=12歳以下)県大会(県サッカー協会主催、MGプレス共催)は5月5、6日、松本市あがた運動公園多目的広場(人工芝)で開く。中信3、合同1を含む計9チームが出場し、県女王の座を争う。

初日に田中隼磨さん招き講習会

8人制。前後半15分ずつ。初日は3チームずつ3組で予選リーグ。2日目は予選各組1位と、2位のうち成績最上位の計4チームが決勝トーナメント(T)で争う。決勝T進出を逃した5チームは、2試合ずつの交流戦。
初日に、出場チームの全選手を対象に、松本山雅FCの元選手で、昨年末まで山雅のエグゼクティブアドバイザーを務めた田中隼磨さん(41、松本市出身)が講師を務める講習会を開催。
また、大会OGを含む中高生が「ユース審判員」を務め、判定の経験を積むと同時に、大会運営に協力する(予定)。
大会は試合や選手間の交流を通じ、技術や競技への動機づけを高め、中高生になってもサッカーを続けてもらうのを目的に開催。
県内には、女子プロリーグ「WEリーグ」に参戦しているAC長野パルセイロ・レディースがあり、松本山雅FCにも主に中学生が対象の「レディースU-15」に加えて昨年、高校生以上が加入できるレディースチームが発足した。しかし、その母体となる小学生の競技人口は増えていない。
今大会に参加する選手らが熱いプレーを見せて仲間を増やし、女子サッカーを楽しむ人、応援する人の輪が広がることを願う。