
大町市教育委員会は3月15日、市内の小学校の再編に伴い本年度末で閉校する4校の校歌と、4月に開校する2校の校歌を歌う催しを、市文化会館で開いた。4校児童の希望者や卒業生、教職員、保護者、住民らが長年親しんだ校歌を歌ったほか、児童による新たな二つの校歌のお披露目があった。
大町東小、大町西小、大町南小、大町北小の順で歌唱。松川村の合唱指揮者・中村雅夫さんが、作詞・作曲者や曲の特徴などを紹介し、会場と一緒に声を合わせた。
東、南、北小の校歌の作曲は安曇野市出身の飯沼信義さんで、中村さんは「同じ作曲者でも3種3様で、名曲ぞろい」と説明した。校名変更前の大町小学校時代から歌い継がれた、歴史ある西小の校歌は「水色のワルツ」などで知られる故・高木東六さんの作曲で、「格調高く、エンディングの部分が素晴らしい」と中村さん。約130人の来場者が感慨深そうに聞いたり、口ずさんだりした。
来月開校する大町北部、大町南部の両校の校歌も歌われた。新たな校歌は児童文学作家や本屋大賞受賞作家、実力派や若手の作曲家が制作。爽やかで耳なじみのよい希望に満ちた曲に仕上がり、児童らの明るい歌声がホールに響いた。
大町東小の卒業生で大学3年の古屋理公さん(21、同市)は、県外の大学に通う同級生2人を誘って来場。「中学校に続き、母校の小学校もなくなるのはさみしい。校歌を歌うと、小学校時代の風景や思い出がすぐによみがえる」と話した。