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【ビジネスの明日】#01 社労士法人のぞみ代表社員所長 依田憲明さん

山仕事から一転新たな挑戦

20年務めた山仕事から一転、企業経営に重要な「人」に関する専門家に-。今春、社会保険労務士(社労士)法人のぞみ(松本市城西2)の代表社員所長に就いた依田憲明さんは、異色の経歴を持つ。
埼玉県上尾市出身。両親の実家が信州にある。大学卒業後、非営利団体の運営に3年間携わった。大学時代に知り合った麻衣子さんと結婚。都会の生活に疑問を懐き、「自然の中で恵みを受けながら生活するのが、人間本来の姿ではないか」と、夫婦で安曇野への移住を決断した。
「木を扱う仕事をしたい」とあづみ森林組合(現松本広域森林組合)に就職。毎日のように山林で伐採、下草刈り、植林などに汗を流した。しかし、山仕事は年齢とともに衰えが来る。20年を機に転職を決意し、独立できる仕事をと社労士や行政書士の資格に挑戦。社労士は一昨年、3回目の受験で合格した。
その間、年金事務所の契約職員として相談業務にも携わった。「いろいろな人の相談を受け、知識はあっても現場では通用しないことが分かった」。昨年6月、社労士登録をし、縁あって「のぞみ」へ。今年は創業した望月宗敬さん(75)からバトンを受け2代目代表に。
同法人は税務・会計、コンサルタント業務などを行う「のぞみ総合経営」グループの一つ。麻衣子さんも同じグループ内の法人で、行政書士として活動している。
社労士は労務管理や社会保険業務、年金相談など幅広い。急速に進む働き方改革など、時代の変化に「自分たちも変わっていかなければ」。「経営と一体となって、人々が働きやすい環境をつくる。そのために、提案型の業務が重要になってくる」。社労士が担うべき役割を見据える。

【プロフィル】
よだ・のりあき 特定社労士、行政書士、ファイナンシャル・プランニング技能士2級。安曇野市三郷、50歳。
(矢﨑幹明)