【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#67 お餅つき

この時期になると、気も早いようですが、お正月の準備が始まります。まずはお餅つき。畑の仲間とそのご家族と文字通り大騒ぎでつきます。
自然農園なかむらのもち米は白毛(しらけ)餅とう品種です。幻のもち米と言われていました。一時期、文字通りに種が絶えてしまいそうだったと聞きました。上伊那地域で大事に長く育てられているものを人づてに分けていただいて育てています。
この白毛餅は、稲茎が長くて丈夫なので大相撲の土俵に使われています。上伊那地域での白毛餅の土俵用の稲わら作りは、地区の風物詩になっています。そう聞くとモチモチ感がつよそうですね。
背が高く育つので、少し注意して育てています。まずは中干しをきちんとすることですね。台風で寝てしまうとバインダーという収穫機が使えずに手刈りになります。
さぁ、つき上がりました。この湯気もごちそうです。おのおのの好きな食べ方で、好きなだけ食べよう。おしょうゆとのりで磯辺巻きからでしょうか、味変用のマヨネーズと七味の準備は欠かせません。大根おろし、からしみそ、ずんだ、あんこ、みたらし、きなこなどを準備しておきます。
もちろん豚汁付きです。年の瀬に、こころもからだもあったかくなる里山万歳イベント。召しあがれ!