「発酵とあそぼ!」参加者募集

腸内で免疫力を高めるといわれる発酵食品やそれを助ける菌について親子で学ぶイベント「発酵とあそぼ!」は3月23日午前9時半から、松本市島立の大信州酒造で開く。地元に根差した「酒造り」の文化についても子どもたちに関心を持ってもらい継承したいと、普段は一般公開していない酒造り中の酒蔵見学も盛り込む。
大信州酒造の酒にほれ込み、皮膚のバランスを整える働きもある同社の酒かすを使ったせっけんを作り教室も開く「forU lab」の古田光代さん(山形村)が企画し、同社が協力。昨年春に続く2回目。
当日は、松本市内でパン教室を運営する矢萩いぶきさんが、酒かすを利用したパン作り(成形)を指導。ちょうど酒造りが行われている酒蔵では、実際に米をふかし、こうじ菌をふりかけてこうじ室(むろ)に入れるなど、発酵によって酒が造られる工程も見られる。古田さんによる発酵や常在菌の役割についての話も、昨年より深めた内容という。
「人の手と菌が介在して作られる日本酒のうまみやおいしさ、こうした酒蔵が地元にあるということを多くの人に知ってほしい」と古田さん。大信州酒造総務部の柏原章伸さんも「酒造りの文化を次世代に伝えていけたら」と期待する。
定員25人、参加費は1家庭(親と子1人)2千円(子ども1人増で500円増し)。できたての米こうじで作った甘酒も用意、焼き上がったパンは持ち帰る。締め切り3月5日。問い合わせはインスタグラム(「forU lab」で検索)