ママ・イーツが松本で初のリユース会

松本市を拠点にした弁当のデリバリーサービス「mama eats(ママ・イーツ)」は8日、子ども服などのリユースイベント「8の庭」を「atelier C(アトリエ・シー)」(中央4)で初めて開いた。子育て中の母親の居場所になればと、定期的に開いていく。
子ども用品だけでなく種や苗、生活用品など地域で「循環」させたいものを持ち寄るイベント。子連れや妊婦らが訪れ、おもちゃや絵本などのリユース品をゆっくり選んでいた。
値段が付いたものもあれば、活動へのドネーション(寄付)として買い手が値段を決めたり、庭で採れた植物の種を自由に持ち帰れたり。ママ作家のクラフト作品も販売した。
ママ・イーツを主宰する本柳寛子さん(38)は県外から移住し、2歳の長男の子育て真っ最中。子育て世代向けの料理や食育の教室を開く中で、「母親同士が気軽に集える場をつくりたい」と今イベントを企画し、座談会も設けた。
ゲストのブックデザイナーで、20歳の子どもがいるミノリコさん(同市)は「育児でできないことを悔やむより、できたことを見つめてほしい。一言でも日記を書くのがお勧め」。参加者同士が子育ての悩みや気付きを話す時間もあり、春に出産予定の安曇野市の女性は「気負わずに育児を楽しもうと思えた」と話した。
3カ月ごとに開催し、次回は5月8日の予定。詳しくはママ・イーツ=インスタグラム