「まつもとジュニア室内楽団」発足へ

中信地区の弦楽器指導者らが今年、松本市を中心に活動する「まつもとジュニア室内楽団」を発足させる。個別に弦楽器を習う子どもたちにオーケストラを体験してほしいと企画。4月の練習開始に向け募集を始めた。
募集する楽器は、バイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス。小学1年生~大学生が対象で、原則として第2、4金曜日午後6時~7時半にあがたの森文化会館(県3)などで行う練習に参加することが条件だ。
指揮は「信州室内オーケストラ」常任指揮者の荒川昌美さん(箕輪町)、演奏指導は松本市のバイオリン講師、太田麻衣さんが担当する。
「子どもたちが楽しんで音楽に取り組める環境をつくりたい」と荒川さん。演奏曲はクラシックやポップス、ディズニー映画、スタジオジブリ作品など幅広い分野から選んでいきたいという。
荒川さんはドイツで研さんを積み、帰国後は大阪など各地のオーケストラを指揮し2020年に信州室内オーケストラを結成。客演でジュニアオーケストラを指揮した経験がある。
県内にはいくつか子どものオーケストラがあるが松本にはなかった。「楽都・松本」にも発足させたい|と、日本ヴァイオリン松本店(大手1)が企画、運営を担当する。
荒川さんは「オーケストラは一人ではつくれない音楽をつくれる。特別な音楽の喜びや輝きを一人でも多くの人に体験してもらえれば」。
会費は1カ月3千円。問い合わせは日本ヴァイオリン松本店TEL0263・87・5931