「100人のお産展in松本」 笹賀公民館でパネル80点余展示 1月28・29日

松本市で子ども食堂を運営する「アップルツリー」は1月28、29日、「100人のお産展in松本」を同市の笹賀公民館で開く。妊娠中や出産直後、育児期の母子の写真とそれぞれのエピソードなど、パネル80点余りを展示する。
「お産展」は、神奈川県在住のさとうあやさんがプロジェクトとして2021年から企画。母親同士のつながりや気持ちのシェアを目指し、全国の100人の出産にまつわるエピソードと写真を集め、ウェブサイトで公開するほか、これまで神奈川や秋田など全国9カ所を巡回展示している。
アップルツリーのメンバーで3児の母の渕田由美子さん(塩尻市洗馬)は、SNSを通じてさとうさんと知り合い、長男の出産時のエピソードや思いを提供。この縁で「ぜひ地元で展示を見てほしい」と、松本での開催を決めた。
展示は、出産直後の母親の安堵(あんど)した表情、まだ目が開かない新生児などの写真のほか、助産院での出産や無痛分娩(ぶんべん)など多様な体験談も。妊娠から出産までを分かりやすく描いたイラストもある。
「子育ては周囲との比較やプレッシャーに襲われるが、それぞれのお産の姿を見て『みんな違ってみんないい』と心を軽くしてもらえれば」と渕田さん。
入場無料。28日午後2~4時、29日午前10時~午後3時。29日11時~2時は助産師が相談などを受け付けるほか、「子どもとおとな食堂」も同時開催。希望者には弁当提供も(カンパが必要、予約優先)。アップルツリー矢島さんTEL090・4237・2311