【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#57 タダで、おいしい厄介者

「グリル厄介」、開店します。
子ども食堂をしていて、一番困るのが食材であることはご理解いただけると思います。もう一つ工夫が必要なのは「なんでタダなの」の説明です。
私たちNPO法人えんしょくが提供している「きのうのパン屋さん」は、塩尻市内のパン屋さんから廃棄パンをいただいて提供するものです。なんてったって「きのうのパン」なんですから、極めて分かりやすいです。
この夏休みから、塩尻市の市民交流センター「えんぱーく」の食育室で、「一汁一菜えんしょく」という子ども食堂を日曜日の11時に開店します(長期休みの間は土日開催)。一汁のみそは、岡谷市の老舗、喜多屋醸造店さんからお安く提供していただきます。お米は、市内米農家さんからご寄付された古米を、社会福祉協議会さんを通じて提供します。炊きたてが、無料です。
さて、一菜。ここで、頭をひねりました。「なんだ、だから無料なんだ」と合点がいく食材を探していたら、いるじゃないですか、厄介者の外来種。北米ではムニエルにして食べることから食用として輸入されたブルーギル。今や日本国中で困っています。取ることが駆除になって、安く手に入って、白身でおいしいとのこと。これなら三方良しですね。
諏訪湖や周辺の湖川(こせん)で「釣り部」をやろうと思います。使用禁止のルアーを使わない釣りで腕に自慢の方、お力貸してください。中村小太郎TEL080・6649・9922