安曇野の里で初の「パンフェス」

地域活性交流の場に

安曇野市の飲食店や農家などでつくる団体「農家と生きる」は29~31日、「約束の場所小麦のファンファーレ~春のパンフェス」を、同市の観光エリア「安曇野の里」(豊科南穂高)で開く。「いろいろな人が集まり、交流できる場を」と初めて計画。パンに加え、クラフトなどのブースも出る。
パン、焼き菓子の他、手作りバッグ、ドライフラワー、石のアートなどのブースが、1日20、3日間で延べ60ほど出る。キッチンカーも出店。能登半島地震の支援の募金箱を置く。
空き店舗(旧あづみのコミューンチロル)では、カラースプレー、レジン(樹脂)などを使い、独創的なアートを手がける曽根原淳悟さん(35、穂高有明)の「JUNGO only ART展」。30点以上が並ぶ。
同団体は、農業を通じて地域の飲食、観光業を盛り上げようと活動しており、今回は宿泊施設「ビレッジ安曇野」をはじめとする同エリアの活性化が目的。今後は年4回、季節に応じた催しを開く。
メンバーで、イタリアンレストラン「ロッソビアンコ」(穂高有明)オーナーの清水祐司さん(42)は「定期的に開くため、『約束の場所』とした」。ビレッジ安曇野の上條大係長(39)は「催しを通し、この場所の魅力が伝わるのでは。安曇野の可能性を点から線へ、さらに面にしたい」と話す。
各日午前10時~午後4時。28日まで出店者を募集しており、1ブース3メートル四方で1日2千円。申し込みは清水さんTEL0263・31・5298。詳細は同レストランのインスタグラム参照。