【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#55 積小為大(せきしょういだい)

良いことは、毎日の習慣にしたいと思ったことはありませんか。でも、なかなかそうならないのが現実ですよね。
今年の初めに、小太郎創業塾の塾生さんと一緒に二宮尊徳の勉強を始めました(ちなみに名前の読みは「たかのり」です)。これからの混迷の時代に、報徳思想など改めて勉強になりました。
私にはひいきのサッカーチームがあります。そのチームの今年のスローガンが「積小為大」。びっくりしました。だって、つい最近勉強した二宮尊徳の言葉だったからです。小さな努力の積み重ねが大きな資産になるという意味でしょうか。
これは毎日の野良作業にも当てはまります。昨年までは、草取りを「今週土曜日にまとめてやろう」なんて先延ばしにしていました。そしてそういう土曜日は大抵雨で、作業ができない悪循環なのでした。
昨年からミズニゴール(リモコン式の小型水上自走除草機)で初期除草をすることで、ずいぶん楽にはなりました。それでも代(しろ)かきのうまくいってない一帯はビッシリとヒエが生えてきます。
今年は、毎日、10分、20分と草取りに田んぼに入っています。気づくと、いつの間にかきれいに草取りできている面積が増えています。
効果が出ると続くものですね。小さいけれど大きな良い習慣が手に入りました。皆さんもぜひ!