【中村小太郎・駆け出し百姓の自然農奮闘記】#62 自給自足の収穫パーティー

いよいよ稲刈りです。昨年の秋起こしから、種もみの選別と育苗、春起こし、代かき、田植え、日々の除草、全てはこの日のためです。その工程全てで「おいしくなってくれ!」と祈ります(その工程全てで反省もあります)。米づくりのハイライトですね。あと残すは、脱穀、精米というクライマックスです。
今年の稲刈りは8家族の皆さんとわが家の総勢21人で汗をかきました。周りの稲刈りはもうきれいに終わっていて、早いところでは新米として売られているようです。私の農法は近隣より2週間遅れですが、育苗も田植えも中干しもうまく行ったようで、太く育ち、たわわに実ってくれました。大地と自然に感謝します。
働いたら、お昼ご飯です。わが家恒例稲刈りpizza(ピザ)パーティーの始まりです。中庭のお手製の窯は火の加減がちょうどよくなっているようです。この日のために仕込んであったベーコンも、手製のロケットストーブでいぶします。火力は全て、庭のせん定木。着火剤は庭に落ちている松ぼっくりで代用します。お金をなるべくかけない、ほぼ自給自足生活が実現しています。
マルゲリータ、ベーコンとマイタケ、しらすとのり、4種類チーズのピザが焼き上がりました。トッピングのルッコラは、その辺のこぼれ種から生えたものを摘んでのせます。香りが違います。白ワインが進んじゃいます。
あーおいしい、万歳!田舎ライフ。